コラム

2018.10.26(金)| お茶の話

東方美人茶に酔いしれる。。。

台湾茶藝館いろはです。

最近、当店の東方美人茶が人気があるとか。。。と風の噂。。。

黄金芽茶以外の3種類のグレードの違う東方美人茶を飲み比べてみました。

店中よい香りが漂います。

今日お越し頂いたお客様は、ラッキーかもしれません。(試飲できるかもー)

チャノミドリヒメヨコバイの幼虫に吸汁された葉脈はその内分泌物質により赤〜赤褐色に変化し、周辺部は脱色して黄色になります。この時点で新芽の生育は停止します。特に6月初旬、被害を受けた茶葉を使用するのが、最良の東方美人茶となるようです。ウンカの発生も天気や湿度にも左右され、また発酵作用も高い技術が必要となります。まさに天、地、人の織り成す奇跡のお茶といえるかもしれません。

まずは真ん中のグレード



このお茶、冷めるに従って、茶葉の香りがオレンジのような柑橘系の香りがします。この葉を噛んだウンカは、もしかしてこの前にオレンジでも噛んだのでしょうか。。。

次に、うちのハイグレードの東方美人です。白毫(芽の部分)が多くなっています。縒も細いです。




茶葉が本当に美しい!冷めても甘い香りが持続しています。最初はやや薄いかな。。と思いましたが。上品な香りです。


一番左が普通の東方美人茶です。蜜香がかなり強くなっています。

どれを高く評価するかは個人のお好みかもしれませんね。ただコンテストで1等を獲得した東方美人茶は、600gで300万円の値がつけられたとか。。(1g5千円!! 飲めないけれど、飲んでみたい!)。

本当に希少で高価なお茶です。

お肌にも良い東方美人茶。。。内側から綺麗になりましょう^^