コラム

2018.11.19(月)| お茶の話

阿里山金萱茶

台湾茶藝館いろはです。

阿里山金萱茶が最近人気です。

台湾 嘉義県石棹地区で生産された茶葉は、冬の寒さの間に栄養と美味しさをぎっしりと蓄えています。

まろやかでミルキーな香りは金萱特有のものです。喉の奥から甘みと香りを長く楽しめます。

ミルキーとかバニラの香りと言われていますが、最初にそれをお伝えしてしまうと、違った印象を持たれるかもしれません。ところが、阿里山の春摘茶と比べると、違いがとても良く分かります。

阿里山春摘茶は、青心烏龍という在来種から作られています。金萱茶は、金萱という品種です。これは別名「台茶12號(号)」と呼ばれています。父系は「硬枝紅心」母系は「台農8號」です。「硬枝紅心」は石門鉄観音に使われています。「台農。。。」という品種は、日本の統治時代に改良された品種です。現在、台湾政府公認の品種は「台茶◯號」と番号が付けられており、1〜22號まであります。今後も更に改良が進められていくのでしょうね。