コラム

2018.12.01(土)| お茶の話

焙煎

台湾茶藝館いろはです。今日から師走。。。時が経つのは本当に早いです。この一ヶ月で今年も終わると思うと。。確かに走り出したくなるかもしれません。あれもこれもやらなくちゃ。。。

そしてこんな時期は、やはり焙煎の強いお茶の方が落ち着きます。2月に焙煎の勉強に台湾へ行く予定にしています。今から楽しみです。店にも焙煎機があるので、ちょっと試してみました。

これが、台湾から抱えて持ってきたミニ焙煎機です。


せいろが2段重ねになったような物です。

使った茶葉は、阿里山金萱茶。台北に住んでいた頃のご近所のお茶屋さんの物。ブレンド茶を作ろうと思って買ったので、味も香りも平らなお茶です。開けると微かに海苔香。特徴ないお茶なので、逆に焙煎後どう変わるかが分かりやすいかも。おそらく、フレッシュさを意識し過ぎて、殺青が足りないのかな。あと、発酵も不十分。その割には乾燥にムラがあり過ぎ。団揉も足りない。。実験用茶葉ですね。


温度(100度まで)設定と時間設定ができます。(時間のタイマーはあまり当てになりませんので、一応別のタイマーも用意。時間と温度のレシピは書きませんが(いろいろ実験中)、3時間かけて焙煎しました。


80g投入!


3時間後の茶葉。あまり見た目は変わりません。しかし、出来上がりは76.84g 。大体3パーセント減りました。


焙煎前の水色。


焙煎後の水色。やや黄味が強くなりました。

そして、ちょっと香りが良くなりました。焙煎するとこんな味になるんだ。。。というのを実感しました。

飲めるようにはなったけれど、いろは で仕入れている焙煎強めのお茶達はとてもとてもコクがあり、果実香が素晴らしいので比べ物にはなりません。

つまりは、やはり製茶段階での発酵が良くないと焙煎してもあまり美味しくない、と言うことですね。

今度は、いいお茶で挑戦してみようと。。。思います。(勇気がいる。。。><)